絵画、写真、彫刻、映像、そして音を扱う5組のアーティストが、「風」をテーマにまた、メディウムとして取り入れることを試みます。
薄い紙や布など2次元に出力された作品が風に身を任せるとき、イメージはメディウムの物質性を置き去りにして3次元へと浮揚するかのようです。風を捉える映像と、それに添えられたサウンドインスタレーション。揺れるモビールとその動きを逆再生する映像など、空間と時間をも意識させる実験的なグループ展です。