curator’s statements

オルター・ジャパンの冒険|The Adventure of Alter-Japan

Phase 01: 禅と、サイケデリック| ZEN & PSYCHEDELIC

Apr 02 — May 21, 2011

Soshiro Matsubara “Dark Red New Lily”

パンク、ノイズ、サイケデリック、オルタナティブ、ヒップホップ、ゴス…。一端は文物として輸入されたアメリカ・ヨーロッパ発のカルチャーは、日本語という特異な言語空間と、だらしなく垂れ下がる黒い電線が、不作法に視線を遮るキッチュな風景の中で、混交と変異を繰り返し、今や独自の熟成を遂げるに至っています。そしてそれは、アーティストたちの内在性に深く影響し、作品として私たちの前に立ち現れてくるのです。

スプラウト・キュレーションでは、それを「オルター・ジャパン」のアートと位置づけ、このクリティカルなコンテクストを、継続的かつ、多角的に掘り下げていきます。

その第一弾となる本展では、「禅と、サイケデリック」に焦点を当て、静寂の向こう側のカオス、そしてカオスの向こう側にある静寂の、絶え間ない往還を、日本人作家による絵画、写真、映像の分野に広く求め、その独自の到達点を検証します。この機会に是非ご高覧ください。


[出品作家]

大野智史|河合政之|塩田正幸|関根直子|政田武史|松原壮志朗


in cooperation with; TOMIO KOYAMA GALLERY, WAKO WORKS OF ART, G/P GALLERY

Subcultures such as punk, noise, psychedelic, alternative, hip hop and goth, imported once from America and Europe, are maturing originally after mixtures and mutations in Japanese linguistic culture and in the kitsch landscapes such as electric cables hanging down untidy.  They have influenced Japanese artists profoundly then become visible in their works.

SPROUT Curation define the art phenomenon “Alter-Japan”and intends to delve continuously this critical context into various perspectives.

This first exhibition of the theme focuses on “Zen and Psychedelic”, searching the perpetual associations of chaos and silence, in the various visual expressions such as paintings, photographs and video installations by Japanese artists to verify their own arrival point.

Artists;

Masayuki Kawai | Takeshi Masada | Soshiro Matsubara | Satoshi Ohno | Naoko Sekine | Masayuki Shioda
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夢で逢いましょう|See me in the dream

Sprout Curation#002 |Group Show

夢で逢いましょう|See me in the dream Feb 12—Mar 19, 2011

english is following

opening reception:18—20, Feb 12

[出品作家]青木豊|明石雄|大塚聡|杉戸洋|塚田守|南川史門


C.G.ユングの「集合的無意識」と、マイケル・ポランニーの「暗黙知」は同義ではないにせよ、生まれたばかりの赤ん坊が母乳を求める、蜘蛛が巣を張る、など、 誰からも教わることなく得る「智」の存在を探求したものでした。しかしそれらはいつしかフリンジ・サイエンスの辺境に追いやられ、すべては「本能」ということで片が付いてしまった感があります。

ところが、今のところDNAに「本能」らしき情報が予め書き込まれている形跡は全く見つかっていないのだそうです。それどころか、量子論が導くように、物質がエネルギーであるならば、私たちの脳内ニューロンで起こる電気的エネルギーのシグナル、つまり「思考」ですら世界を満たす物質の一部であり、それらが無限に結びついた「智」と「想」のマトリックスの存在は、やはり何かしらあるのではないか? そして人間が神を模倣する不遜な存在だとすれば、インターネット、とりわけ昨今のクラウド・コンピューティングやSNSなどは「集合的無意識」「暗黙知」など呼び方はどうであれ、まさにこうしたマトリックスの幼形ではないかとさえ思えてくるのです。

「私たちの夢想は、この「智」と「想」のマトリックスを通して、どこかで誰かと繋がっているのではないか」。たとえそれが空想であれ、ちょっと楽しい空想ではないでしょうか?


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榎倉冴香|Pink Ashtray

sprout curation#001

Saeka Enokura|Pink Ashtray |Nov 27, 2010 – Jan 22, 2011

winter holidays: Dec.26—Jan.7 English is following.

スプラウト・キュレーションのこけら落とし、記念すべき第1回目の展覧会として、榎倉冴香・個展『Pink Ashtray(ピンク・アッシュトレイ)』を開催いたします。

榎倉冴香は2005年多摩美術大学美術学科絵画科(油画専攻)を卒業。その後、プライヴェート・ギャラリーでの個展や、エマージング・アーティストによるグループ展などを中心に、精力的に作品を発表してきました。
多彩な技法による絵画や彫刻作品、また具象と抽象の軽やかな横断を特長とする榎倉が、これまで一貫してテーマとしてきた対象は「弱き者」たちだと言えるかもしれません。そしてそれが、現代という困難な時代を生きる私たち自身の投影であることは、容易に想像ができます。しかし近作に於いて、「弱き者」たちは、決して自らの弱さを嘆くことはありません。繊細に、ときにはユーモラスに振る舞う、知恵ある「弱き者」と、その多様性が紡ぐ物語は、観る者の心の内に新しいユートピアを作り出します。彼女はその物語のストーリーテラーなのです。


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新ギャラリー「スプラウト・キュレーション」開設のご挨拶

みなさま。

この度スプラウトでは、デザイン・編集・出版プロジェクトに加え、新しい試みとしてギャラリースペース「スプラウト・キュレーション」を開設する運びとなりました。ここに謹んで、ご報告ならびにご挨拶を申し上げます。

私はこれまで、スプラウトという雑誌の編集とリサーチの作業を通じ、多くの才能豊かなアーティストと出逢うことができました。その中で、作品に光を当てる角度によって、また新たなコンテクストが見えてくるのではないか、という思いを強く持つようになりました。「スプラウト・キュレーション」は、そうした編集者の視点で作るキュレーションの場、テーマ性のある企画展を通して、特に日本のアートに、新しい文脈=コンテクストを浮かび上がらせていくスペースを目指しています。捉えがたい時代であるからこそ、アーティストが発する小さな可能性に心を留め、また時には遊び心も加え、アートの愉しみをより多くの人へ、より遠くへ、伝えていきたいと考えています。

ギャラリストと呼ばれるのは少し気恥ずかしい… 「街のキュレーター」みたいな感じが、自分ではしっくり来ます。

ギャラリーは清澄白河の、日本のトップギャラリーが入居するビルの中に末席をお借りします。オープニングは11月27日(土)です。詳しいご案内は改めまして。新しい環境でまた皆様にお目に掛かりますことを、心待ちにしております。どうぞよろしくお願いいたします。(志賀良和)

At Sprout, in addition to editing & publishing project, we’ve decided to launch a gallery space Sprout Curation as a new attempt. I would like to take this opportunity to humbly inform you our establishment.

For years, I have met many talented artists through editing and publishing project  of Sprout magazine.  Through this experience, I have always had a strong thought that by putting a spot light on their work from different angle to the way of their solo exhibition, we may able to  see a new context.

Sprout Curation aims to create a space of rising new context  in Japanese art through curatorial space from such editor’s point of view and feature exhibitions with themes.

Living in an age of uncertainty,  we would like to bear small possibilities that artists rise in our mind, and  convey pleasure of art to more people and more further.

I am little embarrassed to be called an art dealer. Personally I think a term like city’s curator would rather fit to my position.

The gallery will be placed at Kiyosumi-shirakawa in a building where top japanese galleries are reside in.

The opening is Saturday 27th November. I will inform you further information and  I am dearly looking forward to seeing everyone at the new environment again

Sincerely

Sprout Curation_Yoshikazu Shiga

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