6月2011

FM “REISSUED WOMEN” AN HOMAGE TO DAVID SALLE

June 11-July 23, 2011

*最終週(7/19-7/23)はアポイント制となりますのでご注意ください。

Appointment only for the last week(July 19-23)

ここに一冊の奇妙な写真集がある。
モノクロームで、66ページほぼ全編女性のヌード。50〜60年代のアメリカのモーテルのように設えられた室内で、被写体は、恐らくあまり有名ではない女優かモデル。彼女たちは、不自然なまでにアクロバティックなポーズをさせられているが、表情は広告写真のようで、全くポーズと合っていない。そうかと思えば、大きな電球や、電球のドローイングを切り抜いたような、よく解らないものを手に持たされていたり、だからといってまったくエロティックでないかと言えば、そうではない。強いコントラストを舐め溶かすように、被写界深度は浅く、トーンは柔らかい。暈けたシャドウは肉体の抑揚をミステリアスに包んでいる。

1980年代前半。ニューヨーク、イタリア、ドイツのアートシーンを熱狂させた、いわゆる「新表現主義=ニュー・ペインティング」ブーム。日本でも、大竹伸朗が頭角を現し、また、当時グラフィック・デザイナーであった横尾忠則が、一転「画家宣言」をするなど、大きなインパクトを持って迎えられた。
この『DAVID SALLE : Photographs』という写真集は ジュリアン・シュナーベルやジャン=ミシェル・バスキアと並ぶこの時代のニューヨークを代表するペインター、デヴィッド・サーレによって、1980年から10年間に渡り撮影され、1991年に出版された。
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